【保護猫コラム】子猫の保護依頼について

発情期から季節が進むと、子猫の保護依頼が入る時期となります。

2021年は、母猫1匹の1度の出産数が不思議と多く、子猫の保護数も増えました。

コロナ禍で譲渡会を完全予約制としていることも影響していますが、継続保護となっている猫の数が、この時期としては多いのが現状です。

とは言え、猫たちの発情は待ったなしでやってきます。昨年のケースを紹介しますと、「給餌場所付近の敷地に子猫がいるので保護してほしい」という依頼が保健所に入り、ボランティアスタッフが現場へ急行しました。

ご近所の方の協力とボランティアスタッフの連携により、母猫の避妊手術と3匹の子猫の保護が無事に完了。これはご近所の方が保健所へ依頼してくれたから実現したことです。

以前は「保健所は猫などを処分する場所」という印象だったかもしれませんが、今の茅ヶ崎ではボランティアと協働で飼い主のいない猫の避妊去勢手術を進め、適正管理を指導しています。避妊去勢手術が済んだ猫は元の場所に戻されます。

適正な給餌がされていないと、周辺をうろつき、ゴミを漁るなどの被害も起こります。猫の毛などのアレルギーを持っている方にとっては、お庭に猫が出入りすることも大きな問題となることでしょう。地域で給餌者が孤立することなく、行政とボランティアとの連携の大切さを改めて実感したケースです。

ただし、こちらで保護が難しいケースもあります。それはすでに成長して人との暮らしに慣らすことが難しいと判断された場合や保護場所がすぐに確保できない場合などです。その場合には新たな提案をいたします。

茅ヶ崎のケースに関しては茅ヶ崎保健所への相談をお願いいたします。