大切な命のために

2016年の夏。
山口県周南市の保健所で殺処分の運命にある1匹の野犬がいました。

お腹に子を宿した若い母犬。
自らの運命を感じ、絶望の淵に置かれた涙なのでしょうか。

殺処分寸前で奇跡的にある人に救い出され、関東の保護先へと譲渡されることになり、命が繋がりました。なんと、搬送中の車の中で7匹の子犬が産み落とされたのです。

なかったかもしれない母犬と7匹の子犬の命。
殺処分0(ゼロ)を願い、【まる子】と名付けられた母犬と7匹の乳飲み子は、湘南茅ヶ崎の個人宅でお預かりすることになりました。

これが「湘南ワンレーベン」の前身である保護ハウスでの活動の始まりです。

大切に大切に育てられた7匹の子犬は、信頼できる里親さんに譲渡され、今ではそれぞれ幸せに暮らしています。

茅ヶ崎に来たばかりの頃の母犬まる子は、極度の人間不信で人と目を合わせることもできず、ただひっそりと壁際にうずくまっていました。

人馴れしないのではと心配されたまる子も、保護ハウスの預かりママの愛情に徐々に心がほぐれ、長い長い時間がかかりましたが、自分から人に近づいたり、お散歩ができるまでになりました。
気配を隠すように過ごしていた野犬から、キラキラと輝く瞳を持ったまる子へと変わったのです。

湘南ワンレーベンでは、不幸な命を救うための保護救出の活動をしています。
野犬問題を抱える地方の保健所から殺処分寸前の命を、満杯のシェルターからの命を、数えきれないほどの失われていたかもしれない命を、里親家族へと繋いできました。

また、保護救出や譲渡活動のほかにも、災害時協力や他団体への支援事業、行政と連携した啓発活動など、動物愛護・動物福祉に広く貢献し、人と動物の調和の取れた社会の実現を目指しています。

どうぞご支援とご協力をよろしくお願いします。