【獣医師コラム】猫の病気:自然療法
数年前に急性膵炎を発症した愛猫あめり。
早めに現代薬と自然療法で治療を始めることができ、速やかに回復。
ただ、そのときの検査で先天性と思われる腎臓の問題が発覚。
さらにその後に肝臓の腫大という問題も。
自然療法を主体に多少の波はありながらも、ほぼ安定して過ごしていましたが、あることがきっかけとなり、病理検査(患部の細胞をとっての検査)を行ったところ、
胆管と膵臓に慢性の炎症があることなどが分かりました。血液検査をすると気がかりなことはありますが、あめり自身は食欲も元気もあって苦痛もなさそうです。
食後にデレっと横たわっているあめり。お腹が大きいのが分かりますよね?肝臓が大きいんです。
でも、本人はいたって元気。ホメオパシー、ホモトキシコロジーなどの自然療法主体で、それが維持できるように思うのです。
そして、ほぼ完全手作り食。家猫でも一番、食欲があると言っても良いほど。たくましい子です。
彼も自分の病気など、感じていないのではないかと。病気を通して、その子を見てしまいがちですが、その子自身を見ること、病気を感じさせないことがとても大切だと感じています。
中山動物病院(茅ヶ崎市)非常勤
わんにゃんマルシェ実行委員
獣医保健ソーシャルワーク協会幹事
保護猫団体 Chigasaki Cat’s Protect 副代表
Aroma Space Nico ペットのためのホリスティックケア講座 講師
メールマガジン「獣医が勧める犬猫さんの養生法 5Days講座」発行
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