【保護犬コラム】狂犬病予防

春は愛犬に狂犬病の予防接種を受けさせる季節です。

なぜ、日本では長年感染が認められていないのに、毎年この予防接種を愛犬に受けさせなくてはならないのでしょうか。
そして、義務化されている理由はなぜなのでしょう。

狂犬病予防法

狂犬病とは、エイズと共に、最も致死率が高い病気であり、感染したら人も犬もほぼ助からない、また、蔓延していったら大変なことになってしまう「恐ろしい病気だから」日本には狂犬病予防法があります。
狂犬病予防法が施行されてから、7年のあいだに狂犬病を撲滅、その後も発症例なしとされています。
それは、国が予防接種を受けさせることを義務付け徹底してきたからなのです。
しかし、今後、国内での感染がないとは決して言い切れないのです。日本周辺国も含め、毎年、世界中で約5万人が亡くなっています。日本への侵入の危険は常にあるのです。
そして、国内で発生した場合を想定し、事前の防止を図ることがとても重要なのです。
狂犬病予防接種は、人間だけではなく、愛犬や愛猫を守るためのたったひとつの手段なのです。

大切なあなたの家族を守れる方法

そのために、飼い主は狂犬病についてしっかり知識を持っていることが大切です。
「もうずっと発生していないし、受けなくてもよい」
そう考える方も多いと思います。
しかし、万が一、狂犬病が侵入し、流行してきたとき、大切な、あなたの家族を守れる方法は・・・。

年に一回、春になったら「狂犬病予防接種を受けさせる」ことだけです。
安心して他の動物と共存し、生きていくために。