【保護犬コラム】飼わない選択で命を守る
学生ボランティア 鶴嶺高校1年Hさんより
私がボランティアに参加してみて身に染みて感じたことは「安易に動物を飼ってはいけない」です。
多くの人がペットショップへ行って「かわいいな、欲しいな」と感じて買うと思います。
私も動物が大好きで、ペットショップへ行っては同じように思っていました。
けれど最近は安易に「欲しいな」とは思わなく、言えなくなりました。
理由は「欲しい」「かわいい」で買って捨てる人が多くいるのを知ったからです。
捨てられてしまった子、ペットショップで売れ残ってしまった子、繁殖屋の元で子供を産ませられる子、そこで産まれた子、その子達はもう生きている命としては見られません。
「商品」「売り物」「商売道具」自分の都合のいいように扱われます。
何もしていない、何の罪もない子が人間の勝手のせいでお散歩の楽しさ、愛情を知らず死んでしまいます。
そうならないために私たちにできることは何かと考えたとき、一つの方法として「飼(買)わない選択」があります。
犬を買う前に、本当にお世話ができるのか、最後まで一緒にいてあげられるのか、フード・ケージ・首輪などを買うお金はあるのか。一つ一つ確認してください。
私の場合、家族全員、朝の散歩に行くことができなかったので、「飼(買)わない選択」をしました。
「飼(買)わない選択」で「もう飼えないから」と言って捨てる人が減ります。
「飼(買)わない選択」で多くの命が守られます。
無理をしてまで飼わないこと。我慢をすれば、いつかできなかったことが「できる」に変わり、犬と暮らせる日が来ます。
その日が来たら、ペットショップではなく、保健所やボランティアさんのところにいる子たちに会いに行ってください。
きっと素敵な出会いがあるはずです。
その日を信じて私も待ちます。
たくさんの人が「飼(買)わない選択」命を守ってくれることを願っています。
わんにゃんマルシェ実行委員会代表
保護犬ボランティア団体 湘南ワンレーベン代表理事